カキ・カキ・カキ

きれいだなと思ったのは、売り物にならずうち捨てられた柿とブドウ。


週末福岡。Aの結婚式翌日、オカダン夫婦の車に便乗させてもらい福岡市内から2時間弱の田主丸という町へ。Sちゃん一家が営む果樹園で楽しみにしていた柿収穫のお手伝いだ。まあ大した戦力じゃないので、プチ農業体験というか、まるっきり行楽みたいなもんだけど。つやつや実る柿をハサミでぷちんと摘みカゴに入れていく。水分と甘みをたっぷり含んだ柿の実はずっしりと重く、曇り空の下でもじんわり汗ばんでくる。あー気持ちいい!これぞ生産労働!
職人肌の寡黙なお父さんと社交的でおしゃべり好きのお母さんと姉妹、4人で年中休む間もなく働く家族農園。農業ブームとか言われる昨今、農業一本、本気と書いてマジな農業。収穫以外の作業も少しだけ垣間見れたけれど本当に手間が掛かっている。スーパーの野菜果物の見方が変わるね。たまの来客が嬉しいというお言葉に甘え、仕事後にはバーベキューをご馳走になり、農協に出せない規格外の柿はお土産に沢山送ってもらった。皮ごと囓っても美味しいもぎたてだ。
また来年、遊びに行きます!

余談。東京に戻って食べた鍋にカキ(牡蛎)が入ってて(ねらったワケじゃないけど)で、見事に当たった。ヨレヨレの胃袋にちょうど田主丸から届いたカキ(柿)が優しく美味しかった。「柿が赤くなると医者が青くなる」柿はビタミンたっぷりで二日酔いにもいいらしいよ。

2009年10月28日 | ウレシカの旅