ウレシカの旅:エントリー一覧

新潟・十日町への旅 絵本と木の実の美術館「ペットショップにいくまえに」展

もう2週間前になりますが、新潟の十日町を訪れました。
10時ごろ東京駅発の上越新幹線に乗り、越後湯沢でほくほく線に乗り換え、12時には十日町に到着。案外近いんですね、新潟。駅で「ペットショップにいくまえに」新潟展に参加されているたんじあきこさん、松成真理子さん、スドウピウさん、早川純子さんと合流。
十日町駅前のシーンとした人気のなさに一抹の不安を抱きつつ(実は町の賑やかな方の反対側だったみたいだけど)トークイベント会場の十日町情報館に向かいました。展覧会会場の絵本と木の実の美術館からはちょっと離れた、でも交通の便が良い立派な施設。前日入りしていた、どいかやさんととりごえまりさん、そして田島征三さんに再会し、どきどきしつつ会場をのぞくと...

沢山のお客様!大人も子どもも。

まず、どいかやさんが『ねこだっこしたら』を朗読。それから、映画『いぬとねことにんげんと』をみんなで観ました。この映画を見るのは何回目だろう。でもその度に「そうだったそうだった」と思い出し、目の奥が熱くなる。

そしてお三方でのトーク。かやさんが『ペットショップにいくまえに』を、まりさんが『ネコの種類のおはなし』を作った経緯、そして今ある問題とこれからのこと。
まりさんが「学校でお話するとしたら、お家がペットショップの子もいるだろうから『ペットショップに〜』だと難しい。だから『ネコの種類〜』で科学的な方向からお話できたら...」と仰っていました。
ああ、そうですね。この連動展も様々な社会問題に声を上げてきた田島征三さんの美術館だからこそ実現できたんだと改めて気づきました。

田島征三さんの『花じんま』(花咲か爺さんの高知弁再話)朗読がすばらしくて感動。

作家のみなさんも壇上でごあいさつ。トーク終了後、参加作家の絵本をずらりと並べた別室でサイン会となりました。大盛況のサイン会、お客様もすごく嬉しそうで、私までテンションが上がりました。(絵本がいっぱい売れる、いい光景!)

十日町情報館は図書館なのですが、段々畑のような書棚が壮観でした。

この後、とりごえまりさんは一足先に東京に戻り、残った面々で温泉、そして宿泊先の三省ハウスで交流会。美味しい野菜や妻有ポーク、そして何よりおいしいお米と日本酒!楽しいおしゃべりとともに堪能しました。

そうめんかぼちゃの漬け物も美味しかったなあ〜。

廊下から見下ろす集落の朝の風景。水と空気が美味しいからか、宴会明けもスッキリとした目覚め。廃校を宿泊施設にリユースした三省ハウスは二段ベッドで合宿気分でしたが寝心地もよく快適でした。

階段と踊り場。

歴代校長の写真が並ぶ図書室。

二日目は絵本と木の実の美術館学芸員の天野さんがガイドとなり車を走らせてくださいました。越後妻有・大地の芸術祭の里ってすごく広い範囲なんですね。その中から、

キョロロ。

脱皮する家

星峠の棚田

まつだい農舞台、松代郷土資料館、そしていよいよ鉢(美術館のある集落)へ...

絵本と木の実の美術館に到着(これが本命!)

廃校を一冊の絵本に見立てた美術館。ここで「ペットショップにいくまえに」展〜ちいさな いのちの こえ〜 が開催されています。企画展は三つの部屋で、絵の展示は手前の教室と奥の音楽室。真ん中の一室には田島さんの立体作品が展示されています。

(敬称略)市居みか、大島妙子、おざきえみ、かとうまふみ、きくちちき、北村奈津子、工藤ノリコ、小林ゆき子、こみねゆら、さかいあいも、坂崎千春、スドウピウ、高橋和枝、高畠那生、田島征三、たんじあきこ、どいかや、とづかかよこ、とりごえまり、中沢美帆、nakaban、にきまゆ、にしむらあつこ、花田純子、早川純子、松成真理子、ミロコマチコ、山口めぐみ、やまだみつこ
立体作品も含め29名の作家が趣旨に賛同され、作品を展示しています。温かく、生き生きと、強く、かわいく、美しい動物たち。

入口にパネルも飾られていました。ボランティアや地域の方々のお力添えで作られたほのぼのと温かい展覧会。

フキダシに「ようこそ!」と、かやさん。

鉢では嬉しい再会もありました。スドウピウさんが展覧会のチラシを送った方が、たまたま美術館のHachi Cafeで働いてる方で、さらにその方はウレシカにも来てくれたことがあり「お久しぶりです」と言われびっくり!また来てください。また行きます。笑

田島征三さんとみんなで記念撮影。
最後にキナーレ(越後妻有里山現代美術館)に連れて行ってもらい、学芸員の天野さんとはお別れ。お世話になりました!東京への帰路もとっても楽しかった。

美術館の脇に咲いていた小さな花。ミゾソバというそうです。あれからまた冬が近づいて鉢の植物も色あいを変えていることでしょう。週末のお出かけにぜひ訪れてみてください。ついでに色々巡るなら車が便利かも。

最後に自慢しちゃおう。田島征三さんにいただいたサイン。ふふふ。
母と祖母が選んだ私にとって大切な絵本の中に『ちからたろう』や『猫は生きている』があり、その頃は誰が描いてるかは気にしなかったけれど、まさかこういうかたちで一緒にお仕事させていただくことができるとは。お空の祖母と母に報告しましたよ。


「ペットショップにいくまえに」〜ちいさな いのち のこえ〜
会期:〜11月30日(土)まで ※水木休み open 10時〜17時
会場:鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(新潟・十日町市)
本原画展・入館料:大人700円、小中学生300円、幼児無料(幼児と同伴の大人200円引き)

»とりごえまりさんのブログでもご報告いただきました。

2013年10月28日 | ウレシカの旅

長崎にて

先日、法事で長崎に帰省した折り、少し時間が空いたので原爆資料館へ。考えてみたら中学生いや小学生以来じゃない?しかも1996年に建替えリニューアルした資料館へ入るのは初めて。ちょっとモダン建築な館内は螺旋状の通路を降りたところにチケット売場があり、その脇には丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」が展示されていました。薄暗い展示室はカチカチとその時刻のカウントダウン(のような時計の音)から始まる1945年8月9日11時2分以後の現在地。正直、気分も足取りも重くなったけれど、過去の出来事としての展示に終わらず、今現在と続く世の中を見つめるための資料で構成されていて(長崎で平和教育慣れし知ってるつもりでいたことにも)一から学び直す場になってよかった。ちょうど東松照明写真展も企画開催されていました(5月6日まで)。

閉館のチャイムに押されるように建物を出て、目の前の公園(平和公園でなく爆心地がある側)へ下ると、訪問者との距離を保ちつつも悠々と寝転がる野良猫たちが点々と。(後で猫好きの幼なじみに聞くと、あの辺は地域猫だと教えてくれた)

翌日、長崎で平和活動を続ける知人に資料館へ行ったことを話すと、少し曇った笑顔で「あそこはキレイになったけど資料は少のうなったもんね。大事なもんは隠してしもうた」と言う。様々な圧力がお役所に事なかれ仕事をさせているという話。空間演出も少しテーマパークめいていて、研究者からすると浅はかな資料館になり下がったのかもしれない。でも、時間の限られた観光客にとっては上手く構成されているし、十分に訪れる価値があると私は思う。

資料館を歩きながら、行きがけ羽田空港で手にし読み始めた梨木香歩『渡りの足跡』序盤の文を思い出していた。自然破壊についての一文なのだけれど、原爆のこと、原発のこと、様々なことがシンクロして浮かぶ。少し引用させていただきます。

...こういう事態に追いやった責任の大部分が人間にあるにしても、その人間もまた nature の一部であるのだし、ならばその欲深さや浅はかさもまたその nature なのだから、この状況こそが、この時代この場所の「生態系」に他ならない。だが、何とか環境の人為的な破壊を食い止めたいと試行錯誤する人々がその種の中に出ることもまた、自ら回復しようとする自然の底力の一つなのだろう。...
梨木香歩『渡りの足跡』(新潮文庫)より

2013年3月11日 | ウレシカの旅

スロヴァキアの思い出

東欧祭りも今日まで。ここでちょっと思い出話など。

私が初めて東欧(正確には中欧も)を訪れたのは1996年冬のこと。ウィーン経由で、プラハ(チェコ)、クラクフ(ポーランド)、ブラティスラヴァ(スロヴァキア)、ブダペスト(ハンガリー)などなど、行き当たりばったりの無謀な鉄道一人旅でした。
クラクフからブラティスラヴァに向かう列車で、スロヴァキア人のおじいさんヨゼフと孫娘カティカに出会いました。お互い言葉が通じないけれど英単語のメモや地図を指しながらのやりとり。私がブラティスラヴァ駅で夜を明かす予定だと分かったとたん「ブラティスラヴァ イズ ノーグッド!カム ホーム」と一つ手前の駅トルナヴァのお家に招いてくれたのです。当時、治安が悪いと言われていたブラティスラヴァ(今はそんなことない)見ず知らずのお家に泊めてもらうのもどうかと思うけれど、結果、とてもいい思い出になりました。

当時8才のカティカ。今では24才かあ。子どもの頃、変なアジア人が泊まったこと覚えてるかな?

ちょうどクリスマスの頃でお家にはツリーが飾られていました。

今回、スロヴァキアの蚤の市で素敵なものをたくさん探してくれたMurkoさんはブラティスラヴァ在住。チェコに比べて地味な印象のスロヴァキアですが、私にはまた行ってみたい街の一つです。


「ウレシカ+リンファ東欧祭り」
期間:〜2月4日(月)まで

open ウレシカ:12時〜19時 リンファ:13時頃〜19時

2013年2月 4日 | ウレシカの旅

【窯めぐり】湯町窯、袖師窯:島根県松江市

長崎から東京まで復路どうする?行きと違うルートがいいよね、ということで山陰を通ることに。早朝4時に出発し、関門海峡を渡り、広島から上がって長〜い島根県を横断、昼には出雲大社に到着。

縁結びの神様の前で。おめでとうございます。
参拝して、割子そば食べて一休みし、再びクルマを走らせる。

波佐見のムックで、山陰経由で帰る予定と話したら、民藝陶器の窯元のこと教えてくれた。聞いていた出西窯はお休みだったので、まずは松江の手前、玉造温泉街にある湯町窯を目指しました。

展示場に入ると、黄、茶、青、桃...手描きの筆跡やマーブル模様のうつわが沢山並んでいます。程よい土臭さと可愛らしさに目移りしつつ、ぱっと目について離れなかったいくつかのお皿を選ぶ。お抹茶ご馳走さまでした。

続いて、袖師窯へ。

松江市の中心地近く、県立美術館そばをちょっと入ると静かな工房が見つかります。

紺、茶、緑、白...渋くて素朴でモダンなうつわ。こちらもすごく好みです。

四代目の尾野晋也さんとご家族で作陶されている袖師窯。五代目ご兄弟とお話していたら、奥さんは以前世田谷に住んでいたとか話が弾み、閉店間際に突然お伺いしたにも関わらず、工房見学もさせていただきました。

絵付けされ、最後の焼きを待っています。

お世話になった五代目ご兄弟。

奥には師匠?!にゃんこがいました。

選んできたお皿と小鉢。向かって左が湯町窯(布志名焼)、右が袖師窯のものです。一つ一つ微妙に表情が違うのでぜひ手に取ってご覧下さい。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月10日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

【窯めぐり】sen @ 京千:長崎県波佐見

正しくは、長崎県東彼杵郡波佐見町(ひがしそのぎぐん はさみちょう)佐賀県有田町のおとなりで嬉野温泉もほど近く、長崎市内からは車で1時間くらい。
まずは、やきもの工房・ギャラリー京千を訪問、京千で働きながらご自身の作品作りをしている「sen」の長岡千陽さんに出迎えてもらい、工房とギャラリー見学しました。

新緑に輝く赤い物体は、千陽さんのお父さん長岡保さんの作品。京千さんは波佐見の中でもアヴァンギャルドな作品を作っている工房で、のちに千陽さんが会わせてくれた波佐見の人に言わせると「波佐見のディープゾーン!」らしい。笑

普段はガス窯で焼き、この窯は大きい作品を焼く時に使うそう。

職人さんたちの作業場。生地作りから型取り色付けなど、多くは外注分業で作られる陶磁器、こちらは工房内でこなしてらっしゃるそうです。

senのボタン型。これで型取り、ボタン穴を棒でポンポンと開け、色付けして焼く。型取りと言っても一つ一つ手で取るわけで、手間ひま掛かってるなあ。

「だいたい同じに作れるけん」と型を使わず手で一つずつ作っている作品も。

気持ちのいい展示ギャラリー。奥にはお父さんの赤い作品(赤い手!)
そして「sen」コーナーは絵になる並び。千陽さんほんとセンスいいなー。

元野良と思えない人懐っこい子(ねこ満喫〜)後ろの妖しい物体も千陽さんの作品。

それから、千陽さんに波佐見案内してもらいました。

窯の煙突が並ぶ中心辺り。いたるところに焼き物使ってます。

日本棚田百選に入るという鬼木棚田。

白山陶器さんにもおじゃましました。入口の壁。ちなみにオフィシャルでは「ハクサン」と読むけれど、地元では「ハクザン」と濁って読むらしい。

ここは古い製陶所跡地を使ったお店が集まる"しゃれとる(お洒落な)"スポット。

ムックことmonne legui mooksで美味しいランチとコーヒーをいただき、店長の岡田さん(以下岡ちゃん)とお話していると、妙に経堂に詳しい。なんと世田谷の下高井戸ご出身!商店街のことやら、団地のことやら、あそこに誰が住んでるやら、やたら盛り上がる。まさかハサミでシモタカの話をするとは。しかも岡ちゃん、ウレシカの友だちオカダンとも知り合いだった。

しゃれとるだけじゃなく面白い人がだんだん集まりつつあり、新しいコトをやる移住組を受け入れるユルさのある波佐見。面白い町です。ムックでスタッフ募集してたから、興味ある人は行ったらいいよ〜。

雑貨とギャラリーのモンネポルト。広いしカッコいいし。

ステキな商品ばかりだった、HANAわくすい
ウレシカでもお取扱いしている「essence」展示場もありました。

千陽さん、波佐見でお会いした皆さん、ありがとうございました!

今回はボタンとアクセサリーを少しずつお預かりしてきました。
9月にはウレシカで「sen」個展開催予定。ものすご〜楽しみです。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月10日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

【窯めぐり】一石(Ikkoku)福岡県宮若市

東京から長崎の実家までクルマ旅。安全快適エコドライヴィングで、ガス欠の車を押しながら走るみたいなロードムービー的エピソードは皆無だけど、立ち寄った土地で色んな人に会え、とても楽しい旅でした。(免許なしの私は気楽なもんです)順を追うと長くなるので、まずは今回訪れた窯元(やきもの工房)のことを書きます。

まずは、一石(Ikkoku)さん。
福岡県宮若市、その山向こうの大学で20年前の4年間学生時代を過ごした私には、ものすご懐かしか土地。犬鳴峠!英ちゃんうどん!みたいな。(ローカルネタすいません)
ウレシカ2月の企画展「昼の夢・夜の夢」にご参加下さった石原多見子さん(以下、ずうずうしく多見ちゃんと呼びます)ご家族の工房が、その宮若市にあるというので行ってきました。
»2月の石原多見子さんの作品はこちら

のどかな田園風景が続く。ちょうど田植えの頃。

この道でいいのかな〜と思い始めたら、ご家族の窯元の案内板を見つけた。

その日はちょうど窯開き(展示会)初日。少し早めに伺い、出迎えてくれた多見ちゃんに工房と窯を見学させてもらいました。

旦那さんが作ったという登り釜を見せていただいてたら、ご本人石原稔久さんも登場。

陶人形で絵本も作られている稔久さん。焼く前に水分をとばすため寝かせている人形たち。絵本『セルゲイとココルル』のココルルも。

ごろごろと。

もうひとつの窯。

窯のうえには焼き上がりを見守る人か何か。

展示場に並ぶ陶器やオブジェ。少しざらっとした肌合いのうつわを手に取ると一つ一つかわいくて、あれもこれも...となるところ迷いつつ選んだ、急須ポット、湯呑み、白板菓子皿、スープボウル、トリ、雪のオブジェを連れて帰りました。

只今、ウレシカで展示販売しています。(※トリは売切れ)
絵本『セルゲイとココルル』『さがしもの好きなライオン』『マーサおばさんの魔法の紅茶』もあります。

»一石さんの展示情報はこちらからも見れます(チルチンびと広場)
»ほぼ日の石原稔久さんインタビュー

今はサポート役が多いという多見子さんですが、自分の作品作りの時間も少しずつ増やしたいというお話でした。2月の展示作品もとても魅力的だったので、今後ますます楽しみです。

ウレシカ・ミニ陶器市
6/7(木)〜6/12(火)
 ※火曜日も営業します 12:00〜19:00

2012年6月 9日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

臨時休業のお知らせ:5/29(火)〜6/6(水)

5月29日(火)〜6月6日(水)まで、ウレシカ店舗・オンラインショップともにお休みいただきます。
休業中も、フォームでのご注文受付は休みなしですが、在庫確認とご注文確認メールの送信ができません。5/28(月)までに商品発送をご希望のお客様は、5/27(日)までにご注文手続き(お振込/代引きの場合はメール返信)をお済ませ下さい。期間中に頂いたご注文への返信・発送は6/7(木)以降となります。何卒ご了承下さい。

» ウレシカ実店舗はこちら URESICA shop&gallery
» ウレシカ・オンラインショップはこちら

ひもの切れた凧のようにひゅるる〜〜
久々の長い休みに「もしや行くの?」と聞かれる。はい出かけます。でも海外じゃないよ。長崎の実家に帰らせていただきます。車で。しかも運転手はD一人。(私は免許なし)早くも珍道中の予感ですね。途中、京都や奈良、福岡などに立ち寄りつつ長崎リターンの予定。詳細は未定。会いたい人に会えるかな〜。

2012年5月21日 | お知らせ, ウレシカの旅

「旅」展の風景

旅も終盤に差し掛かりました。昨日今日お休みで、残すところあと5日間です。

中川正子さん『旅の響き』の写真が旅への入口。続いて、オオトウゲマサミさんのオランダ、新倉サチヨさんのベトナム、そで山かほ子さんのアメリカ西海岸、そして、正子さんのブラジル少年のサイコーな笑顔!(作品は販売もしています)

奥から、大野舞さんの「ぼうけんのびんづめ」シリーズから4点と旅に連れて行くという人形たちも展示しています(こちら展示のみ)。続いて、Boojilさんの「RAINBOW TREE 」、若山ゆりこさんのインドガールズ!新著『スウィート・モロッコ』も入荷しました。

中川正子さんの写真はこちらの壁面にもあります。そで山かほ子さんの作品は板を切り抜きアクリル絵の具をたっぷり使ったLAの街の風景。ぜひ近くでじっくりご覧下さい。

オオトウゲさんの「トーゲトート」旅先で買ったチロリアンテープを使い、オランダをイメージした鮮やかな配色のトートバッグです。すべてハンドメイドの1点もの!今後シリーズ展開されるそうで楽しみ。

「旅」展、日々なにかしら出会いがあります。店にとってお客さんとの出会いはいつだってそうだけれど、今回はより記憶に残るコミュニケーションが生まれることが多い。作品が見る人をくすぐり開いてくれるのかな。
お客さんに「次に旅するならどこ?」と世界地図にシールを貼っていただいているのですが、どうしてその国?その地方?(日本も含め)とその答えがまた多様で面白い。意表をつく土地だったり。人生をちょっと覗かせてもらったようでうれしくなります。

「旅のマーケット」の品々も毎日少しずつ旅立っています。ちょっと寂しくなってきたので、以前買付けたもので倉庫に眠っていたもの(ポーランドの鳥笛など)を補充。旅から帰国したばかりの若山さんもインドのバッグとノートを追加してくれました。ぜひご来店下さい!

「旅」展
会期:〜4/2(月)
 12:00〜19:00(最終日も同じ)

参加作家:オオトウゲマサミ大野舞そで山かほ子中川正子新倉サチヨBoojil若山ゆりこ
企画:URESICA(カマタユリコ、ダイ小林)

2012年3月28日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

ツキモバザールがやってきた!

昼から晴れという天気予報はいつのまにか更新され傘マークの土曜日の午後。旅するパン屋 ツキモバザールがやってきました。

ツキモ号、到着!

このラブ&ピースなツキモ号のペインターはBoojilさん。ツキモバザールのもっちゃんと私たちは元々、共通の友人つながりで出会ったのですが、Boojilさんとも友達だった!旅の縁はつるつる繋がるよ。

ツキモバザールの自家製天然酵母パン。ぎゅっと詰まった美味しいパン。

パン・ド・カンパーニュ、くるみと4種ドライフルーツのライ麦パン、ナマステチャイボール...

「旅」展にあわせ、旅をイメージした限定パンも作ってくれました。闇羊のタンドリーパン、パンガン風海老かぼちゃ炒めパン、南国スイートバナナパン、トルコナツメヤシのクリームチーズパン、トマトのハーブパン、レンズ豆のあんぱん、TSUKIMOスコーン、etc...

そうしているうちに雨も上がり、通りを歩く人は増え、ツキモパンはだんだん少なくなっていきました。トーゲトートを納品にきてくれたオオトウゲマサミさんもほおばっています。

ツキモバザール店主、もっちゃん。この日は朝2時起きてパンを作り、埼玉から4時間かけて経堂まで来てくれました。そうして日暮れ前にはツキモ号ともさようなら。おいしいパンをありがとう!!

旅するパン屋 ツキモバザールは埼玉県行田市に工房があり、工房での販売と各地への出店販売をしています。毎月、千駄木の爬虫類両生類研究所8分室へも出張しているので、昨日食べられなかった方、ぜひ出店情報をチェックして下さい。

ツキモバザール@ウレシカは昨日24日限定。本日はパンの販売はありません。
今回、パン屋さんの横でパン出張販売という大胆なことを承諾いただいたおとなりさんにも感謝です。ブルガリアのパン屋「ズドラベッツ」のバニツア、私が好きなぐるりパン(名前忘れ...ぐるっと輪っかになったゴマ付き甘パン)ぜひお試しあれ。


「旅」展
会期:〜4/2(月)
 ※休み:3/27(火)、28(水)
12:00〜19:00(最終日も同じ)

参加作家:オオトウゲマサミ大野舞そで山かほ子中川正子新倉サチヨBoojil若山ゆりこ
企画:URESICA(カマタユリコ、ダイ小林)

2012年3月25日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカの旅

お肉ができるまで in ハンガリー

昨年末、ブダペストを訪れた際に嬉しい出会いがありました。ハンガリー絵本の日本語翻訳をされている、うちかわかずみさん(訳書「犬のラブダとまあるい花」「ふたごのベルとバル」「とんぼの島のいたずら子やぎ」)ブダペスト在住で日本語講師もされています。絵本つながりでご紹介いただき、現地で初めまして!となりました。

ハンガリー料理店で舌鼓をうちつつ、ハンガリーでの生活やハンガリーの人々についてお話を聞きつつ、楽しい時間を過ごしました。

その、うちかわさんがブログに貴重な体験を掲載されています。それは、豚肉作り(解体)の様子!私個人的にちょうど「ぼくは猟師になった」と「世界屠畜紀行」を読み「いのちの食べかた」を再鑑賞し、"肉"ができるまでに興味津々だったので、リアル世界屠畜紀行に感動!(興奮のままコメントも残しちゃってます)
ここまで読んで、オエ...と思われた方もいるかもしれませんね。考え方や感じ方は人それぞれなので、菜食主義や生々しいのが生理的にムリな方にはすみません。どうぞ、スルーして下さい。でも、肉好きを自称する方ならばぜひ見ていただきたいな〜。私にはグロいというよりきれいに見える。スーパーでトレーに並べられた薄切り肉の見方が変わりますよ。今日も美味しくいただきまーす。
» ハンガリーてくてく日誌2

こちらはチェコですが、絵本作家ヨゼフ・ラダが描いた肉捌きの様子。昔ながらのチェコの暮らしを描いたカレンダーの11月の絵です。手前の犬は血をなめているのですよ。一滴のムダもありません。

2010年3月12日 | ウレシカの旅

2009年旅のハプニング


(チェコの鉄道にて)

「よいお年を〜」という声にうろたえている現在12/29夕刻。まだ年を越す心の準備が出来ていません!皆さんは今ごろ納会?帰省ラッシュの中?それとも海外?なんて、そんな時にこんなブログを見ているわけないかぁ。(年末進行のお仕事って色々つっこみ入れたくなりますよね。がんばりましょう!)
さて、一年を振り返る前にとりあえず先月の旅のハプニングをざっくり書き出してみようかな。時系列に箇条書きで(★危険度)

・新宿に向かうタクシーで運転手が間違えて非常灯を点け警官に囲まれる
・成田空港のエスカレーターでスーツケースを落とす(★)
・ウィーンの宿でボヤ騒ぎ(★)
・ブダペストの宿でiPod充電器がボン!とショートする(★★)
・チェコの東へ向かおうとレンタカーを走らせた途端、西への高速に乗る
・オストラヴァでランチに入った店はビールしかなくてなりゆき空腹ビア
・カトヴィツェ駅で線路にスーツケースを落とす(★★★)
・クラクフ駅でまた線路にスーツケースを落としそうになる(★)
・カトヴィツェ駅で機動隊の集団とすれ違う(★)
・ウィーンでスリと対峙。一度盗られた財布を取り返す(★★★)
・成田空港で麻薬探知犬がDの靴をクンクンと丹念に嗅ぐ

どのハプニングも本当に深刻な状況になる手前だったので言えるんですが、旅の恥はすべてネタにすべし、です。ネタの合間にモノも仕入れていますが、それはまた来年!

(クラクフのパン屋さん)

ウレシカは12/31(木)15時まで通常営業です。
年内発送をご希望のお客様は12/30(水)までにご注文手続きをお済ませ下さい。
年始休業は1/1,2の2日間です。

2009年12月29日 | ウレシカの旅

Merry Xmas !!


Krakow

Brno

Olomouc

Budapest



Wien

旅先でのクリスマス風景いろいろ

買付旅から戻ってもう2週間。仕入れてきたモノたちも早くお披露目したいのですが、なかなか作業が進みません。ボチボチとやっていきますので、どうぞ気長にお待ちくださいませ。旅は、ネタを仕入れに行ったのか?というくらいハプニング満載でしたが、そういうのもまたゆるり思い出しつつ書こうと思います。(ツイッター始めてから文章書くのがますますおっくうに...)

2009年12月24日 | ウレシカの旅

ポーランドのフォークアート

12月の中東欧、特にポーランドは寒いだろうと、ひーてっく2枚重ねにホカロンも持っていったのに、どの街も拍子抜けの暖かさ。いや、気温5℃って日もあったんだけれど、そんなに寒く感じなかったな〜。なのに今日の東京の寒さったら!
写真はポーランドの古都クラクフの街で見かけたショーウィンドウのディスプレイです。クラクフで昔から作られているハンドメイドのミニチュア教会。ボール紙で作られた土台にチョコレートなんかを包むキラピカの色アルミ箔で装飾したキッチュで可愛いフォークアート。もう少しデザイン簡略化したものは土産物屋にも売っています。

 

東欧らしい素朴であたたかいポーランドのクラフト雑貨
この季節にぴったりのカードを見つけました。

2009年12月15日 | 新商品・入荷情報, ウレシカの旅

2009年の旅(準備中)

iPod touchを買いました。google earthで訪れる予定の街を俯瞰中。パソコンは持っていかないけれど(少しでも重いのはやだから)ネットが繋がるところでiPodが活躍してくれる、はず。新しい旅のスタイル。ん〜未来だ。

《受注確認・発送業務のお休み》
11/25(水)〜12/9(水)まで、買付け旅のため、受注確認と発送業務をお休みさせていただきます。フォームでのご注文受付は無休ですが、在庫確認とご注文確認メール送信ができません。期間中に頂いたご注文への返信・発送は12/10(木)以降となります。何卒ご了承下さい。
» 詳細はこちら

Twitter はじめました。
旅の途中でつぶやく、かも。
http://twitter.com/uresica/

2009年11月23日 | ウレシカの旅

1996年の旅 その2

初めてプラハ駅に降り立った当時、ほとんどチェコという国についての知識がなく、絵本が面白いことも人形劇がポピュラーということも知らなかった。先入観がなかった分、プラハは鮮やかに記憶に焼き付いている。街をぶらついていると、ちょいちょい目にとまる妖しげで可愛らしいものたち。この時は純粋な"旅"の途中だったので荷物は極力増やさないようしていたけれど、露天で売っていた小さなボード絵本だけ買った。言ってみればそれがウレシカの原点だったのかもね。

1996.12月 プラハ

と言いつつ、今回プラハへは行かない予定なんですけども。
初めての街の風景、出会い、人、食べ物、ビールを楽しみに。

2009年11月21日 | ウレシカの旅

1996年の旅 その1

買付けの旅まで5日を切った。旅の前はいつも慌ただしい。予定外の仕事が入ってアワアワするのも、もはや定番だ。数年前の買い付け旅では出発の2日前に長崎のおばあちゃんが亡くなり緊急帰省(これは定番外)ほぼ2日間寝ないまま荷作りして飛行機に飛び乗ったことも。(まあ旅先で訃報を聞かずにすんで良かったわ。おばあちゃんありがとう)
過去の旅のことを考えると、今は本当に便利で準備も楽になったよね。初めて中東欧を旅した1996年、旅の準備はまず大使館巡りから始まった。チェコもスロヴァキアもハンガリーもポーランドも観光ビザをとらなきゃいけなかったし、インターネットもまだ知らなかったし、カメラだってアナログ一眼を抱えてた。そんな不便も今思えば愛おしい。そんな郷愁みたいなもんから古いアルバムを開いてスキャンした1996年の風景。
てか、そんなことやるヒマあったら荷作りしろよって。(本棚の整理中に古い本を読み込んでしまうパターンのやつ)

1996.12月 ウィーン郊外にて

2009年11月20日 | ウレシカの旅

カキ・カキ・カキ

きれいだなと思ったのは、売り物にならずうち捨てられた柿とブドウ。


週末福岡。Aの結婚式翌日、オカダン夫婦の車に便乗させてもらい福岡市内から2時間弱の田主丸という町へ。Sちゃん一家が営む果樹園で楽しみにしていた柿収穫のお手伝いだ。まあ大した戦力じゃないので、プチ農業体験というか、まるっきり行楽みたいなもんだけど。つやつや実る柿をハサミでぷちんと摘みカゴに入れていく。水分と甘みをたっぷり含んだ柿の実はずっしりと重く、曇り空の下でもじんわり汗ばんでくる。あー気持ちいい!これぞ生産労働!
職人肌の寡黙なお父さんと社交的でおしゃべり好きのお母さんと姉妹、4人で年中休む間もなく働く家族農園。農業ブームとか言われる昨今、農業一本、本気と書いてマジな農業。収穫以外の作業も少しだけ垣間見れたけれど本当に手間が掛かっている。スーパーの野菜果物の見方が変わるね。たまの来客が嬉しいというお言葉に甘え、仕事後にはバーベキューをご馳走になり、農協に出せない規格外の柿はお土産に沢山送ってもらった。皮ごと囓っても美味しいもぎたてだ。
また来年、遊びに行きます!

余談。東京に戻って食べた鍋にカキ(牡蛎)が入ってて(ねらったワケじゃないけど)で、見事に当たった。ヨレヨレの胃袋にちょうど田主丸から届いたカキ(柿)が優しく美味しかった。「柿が赤くなると医者が青くなる」柿はビタミンたっぷりで二日酔いにもいいらしいよ。

2009年10月28日 | ウレシカの旅

100,000トルコリラ

修理に出していたスーツケースが戻ってきたのでチェックしていたら、中のポケットから財布が出てきた。なんて不用心な私!しかしまるで覚えてない。出てきたのは1ドル札4枚と数枚のオーストリアシリング札(写真右)。10年位前にユーロ導入し今では使えないシリング。いつから入れてたんだろう?メキシコにも持っていってたのか。。
旅先で余った紙幣はなるだけ使い切るか両替するのが基本。だけど、なんだかんだ残っている。ドイツマルク、イタリアリラ、トルコリラ、ギリシアドラクマ、ブルガリアレフ、etc...今となっては思い出の品だ。旧トルコリラ(写真左)を持つとかなり金持ち気分になれるけれど、実際は0を2つ消すくらいの計算だったと思う。100,000トルコリラ=1,000円位(1996年当時)。その13年前の一人旅の中、親友Aとイスタンブールで待ち合わせをした。九州からトルコへ向かう彼女と、ブルガリアからトルコへ向かう私は、シルケジ駅で会おう!と約束したのだが、私の乗った列車はなんと11時間遅れで到着。しかし彼女はちゃんと待っててくれた。「遅いっちゃ」そう言ったAが今週末、結婚式を挙げる。私は大喜びで福岡へ向かうのだ。この日ばかりは遅れられない。ご祝儀袋には100,000トルコリラを入れるつもり。

2009年10月22日 | ウレシカの旅

メヒコ

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ニュースでメキシコの文字を見ると心が騒ぎます。ちょうど去年の春に旅したメヒコ。旅の途上で会った人たちは元気だろうか?バス停で話しかけてきたヴィセントとルイスとか、タコス屋のアイちゃんとか、宿の老夫婦とか、木彫り家族とか。いつかまた訪れたい土地メヒコ。早くインフル沈静化することを祈っています。
(写真は2008年4月オアハカ郊外 S.M.ティルカヘーテにて) »旅の写真2008

2009年4月27日 | ウレシカの旅

イマジン

一度手放したマンガ「おたんこナース」を買い直し読み返しています。やっぱ面白い。そして昔読んだときより泣ける。

入院生活は旅みたいだと思う一方、旅途上と闘病途上とでは出会う人が違うのも確か。マジメな話、背負っているのはバックパックじゃない。同じ部屋でも病気は様々。先行き長い治療の不安を抱えた人もいる。比べてしまえば、私なんか指のサカムケ程度のもんだ。最初、深刻度の違う患者さんとの間に踏み込めない線のようなものを感じてました。けど、そんな人たちと話して不安やちょっとの喜びなんかを聞いてるうちに「そっか、ヒトゴトじゃないわ」と思うようになった。私だって次にもっとやっかいなモノを背負う可能性はあるんだよな。死ぬまでに何度も病院にはお世話になるだろうし。その時の自分を想像する力をくれたのは(きっと想像をはるかに超えてることが多いだろうけど)たまたま隣り合った人たち。想像って現実とふれてより深く鮮やかに脳みそに映し出されるんだな。旅だってその土地で人と触れあうことで、本で読むだけではわからない世界を知ることができる。
想像することをマジメに考えてたら、ジョン・レノンの格好をしたお笑い芸人が「想像してごらん」とイマジンの曲に乗せて言うオチすらも、妙に感動的に見えたりするのでした。(いっちゃってる?)

病棟でいつもニコニコしていたおばちゃんがいて(治療は大変けれど楽しんでいる話しぶり)その顔を見ると心が晴れた。私もどんなに辛くても笑おう!・・と言った矢先に泥酔し「あんな苦しそうな顔は初めて見た」と言われる。まだまだ修行が足りんな。。

ちょっと長くなりました。
元気な今だから思えることかもしれないけど、病に学ぶとは本当ですね。無病息災でも深い想像力を持って人を思いやれれば一番かもしれませんが。興味ある方はぜひ、樹木希林さん、病気は「賜りもの」インタビュー記事も読んでみて下さい。

☆coming up!
3月は絵本月間!久々にチェコ絵本をアップする準備をしています。チェキラ。
画像は、オンジェイ・セコラの絵本より

2009年3月 5日 | ウレシカの旅

ドミトリー

またまた病院話の続きです。
入院してまず入ったのは手術前後用の4人部屋でした。しかし同日手術の人がみな個室入院のため部屋には私一人、個室より広い個室状態。このシチュエーションって...3年前の旅、ブダペストの安ホテルを思い出す。シングルルームと通された部屋にはベッドが4台「ドミトリー頼んだっけ?」英語苦手な私は「なんで?」とも聞けず「まあいいか安いし」と無駄に広い部屋で荷造りをしたのでした。ラッキーっちゃラッキーだけど何となく落ち着かない。
(写真はブダペストのホテル)
話を病院に戻し...手術翌日には6人部屋へ移動しました。一人部屋も気楽だったけど、ドミトリー(大部屋)では人との出会いや交流があり、人のこと自分のことあれこれ思い巡らす、私にとって旅感あふれる貴重な経験となったのでした。たまたま行き会った人たちと寝床を並べる、まさにドミトリー!(ちと強引?でもまだ続くよ)まだ?...

追記:
先日書いたBRUTUSラジオ特集ですが、小金井のコンビニで入手できました。
あるとこには結構あるのか?毒蝮三太夫の毒舌を聞きたい。

2009年2月27日 | ウレシカの旅

キラキラ(退院しました)

シャバの空気はうまいっ!(とりあえず使ってみたい台詞)
久しぶりに歩く外の世界はキラキラ輝いていましたよ。

実は今回、卵巣膿腫の手術を受けてきました。初めての手術と入院で色んなことを学び、考え、出会い、自己確認、まさに"旅"のような日々(ひとところに長く留まっていられないのも旅と同じ?術後回復が順調なのをいいことに当初のスケジュールより2日早く退院させてもらいました)。患者として入院体験し、病院ってすごく良くできた組織だな〜と心底感心。医療現場で働く人たちにあらためて尊敬と感謝です。
そして、女性で婦人科検診受けたことない方へ、今は何ともなくとも受診をお勧めします。病院へ行こう!(長くほったらかしていた自分のことは棚において...)男性もレツゴー人間ドック!こんなサイトもありました。» 人間ドックのここカラダ
また"旅"で感じたことをボチボチお伝えできたらと思います。

さて復帰早々、再入荷商品がありますので、続けてお知らせしますね。

2009年2月12日 | ウレシカの旅

博多ぶらぶら記

長崎から白いかもめ(JR九州の列車)に乗って2時間弱で博多へ。

天神イムズの三菱地所アルティアムギャラリー併設のショップには、美しくディスプレイされたオカダンカレンダーがズラリ!す、すごか!

聞いていたものの、こんなにフューチャーされているとは・・私もウレシカ〜

Tシャツやステッカー、ポストカードと揃ったオカダンコーナーができていました。

中洲川端の櫛田神社では年始参拝のサラリーマンの黒い行列が延々と続いていました。それから福岡アジア美術館「アジアとヨーロッパの肖像」展もなかなか楽しめました。あとはやっぱり、食!もつ鍋、ラーメン、寿司、どれもうまか〜。
東京に戻って受けた検査で「コレステロール高め」と、もっともな診断をされました。しゃーんなかたい(しょうがないじゃないか)※私の九州弁はちゃんぽんです

2009年1月 9日 | ウレシカの旅

長崎ぶらぶら記

あらためまして、明けましておめでとうございます。
今年もウレシカをよろしくお願いいたします!

新年よりご注文いただいたお客様、誠にありがとうございます。
1/6(火)から通常営業を再開しております。

皆様、お正月はいかがお過ごしでしたか?私は長崎と福岡と駆け足帰省してきました。

長崎の初詣といえば、おすわさん(諏訪神社)。近くの酒屋にはお正月飾りの犬っこ。
これが長崎流という訳ではないけれど、カラッとした笑いの気質は長崎らしさかも。

市街を360°見渡せる稲佐山の展望台へ。
「夜景はもっときれかとよ(きれいなんだよ)」と乗り合いタクシーの運ちゃん。

駐車場では人慣れた野良猫がわらわらと寄ってきました。猫の多い町はいい町。

それから、長崎をモチーフにした手ぬぐいを扱う店たてまつるへ。あれもこれも欲しい。近々、長崎県美術館では「世界大風呂敷展」が開催されるようです。今回は行けませんでしたが、長崎歴史博物館の常設展示もけっこう面白いです。あとは美味い刺身と皿うどんと酒、そんな長崎ぶらぶら2日間。そして博多ぶらぶらへ続く・・・

2009年1月 8日 | ウレシカの旅

Trip to the world 3(そして3周年!)

ワールドスクエアの続き。一瞬、シュライヒかと思いましたが、違いました。

こちらは本物。大興奮の那須サファリパークにて。
車のフロントガラスをベロンベロン舐められました。この距離!初体験。

さて、2005年10月10日にスタートしたURESICA、今日で丸3年となりました。
たくさんのお客様にご利用いただき、感謝感謝です!
なかなか進歩の遅いWEBショップですが(カートにするって言って3年・・)
これからも心ワクワクするような楽しいモノたちをご紹介してまいります。
4年目も、どうぞよろしくお願いいたします!

2008年10月10日 | ウレシカの旅

Trip to the world 2

中国、雲崗の石窟です。

もうお分かりですね。ここは栃木県日光市、東武ワールドスクエア。
故宮の向こうにはエッフェル塔にツインタワー。なかなかシュールな光景です。
旅は続く・・・

2008年10月 4日 | ウレシカの旅

Trip to the world 1

先週、お休みいただいた二日間で、エジプトに行ってきました。
ウソです。続きはまたこんど。

2008年10月 2日 | ウレシカの旅

メキシカン・モンスター登場

メキシコの民芸品・雑貨特集のトリを飾るのは、丹地香さんのモンスター!
私がメキシコで買い付けてきたテキスタイル(布地・織物)を素材に、メキシコの色やイメージを縫い込んでいただきました。
ボディの織物はオアハカで作られたものです。元はブラウスの形(長方形で脇と肩と首を縫ったもの)で、現在でも女性が着ている伝統的な民族衣装です(若い人はあまり着ていませんが)。

陽気で丸っこいメキシコ人を思わせるカラフル縞々くん。ツノっ子モンスターの水色はメキシコの壁の色のよう。オレンジのフリルは何だか、フリーダ・カーロの作品「Diego en Mi Pensamiento」みたいじゃないですか?(違います?香さん?)
すべて一点物ですのでお見逃しなく☆

» メキシコの民芸品・雑貨特集

2008年6月30日 | 新商品・入荷情報, ウレシカの旅

ウンザ・ウンザ・タイム

Unza♪Unza♪Unza♪Unza♪ Unza♪Unza♪Unza♪Unza♪
この超高速リズムが頭の中にずっと流れているよ。
CDをかけたなら踊っちゃって仕事にならないよ。
飼い猫も目ギラギラ輝かせて鳩くわえてきそうだよ。

昨夜、エミール・クストリッツァ&ノー・スモーキング・オーケストラのライブに行ってきました。そう、映画「アンダーグラウンド」「黒猫・白猫」などを観た人にはご存じの監督、エミール・クストリッツァが率いるバンドがついに日本にやってきたのです!この日が来るとは!すっごく楽しみにしていたので開演前に軽く手に汗。ステージが始まると踊りまくり飛びまくりで全身汗。バンドのパフォーマンスもぶっとんでて面白いし、会場の沸き具合も最高。ウンザウンザ踊ってると自分も映画の中にいるみたいな気分に。ガチョウやヤギも飛んできそうな楽しい夜でした。

「かつて、ユーゴスラビアという国があった」
私的なバルカンの思い出を少し・・1996年の冬に中東欧を旅した時のこと。ブダペストの安宿でユーゴスラビアへ行くという人に会った(当時ユーゴは危険と言われ旅では避けていた。内線や紛争の内容や状況を私はほとんど理解していなかったけれど)。ブルガリアのソフィアに6時間遅れで到着したバルカンエキスプレスはベオグラードからやってきた。ポーランド・クラクフの地下酒場で「UNDERGROUND」のサントラ音楽が流れると皆がどわっと盛り上がった。
そして日本で観た「アンダーグラウンド」の衝撃!(音楽はゴラン・ブレゴヴィッチ)そして「黒猫・白猫」(音楽ノースモーキング)で完全にクストリッツァのファンに。2009年公開の新作映画も楽しみです。

"ウンザ ウンザ ミュージック"とはバンドのボーカリスト、ドクトル・ネレ・カライチによればバルカン諸国を発祥とし2/4拍子に凝縮された「レゲエ以降に生まれた最も重要な音楽」であり、独自のアップテンポの2ビートのせたジャズ、ラテン、スカ、ハードロック、そしてジプシーミュージック等をすべて飲み込んだミクスチャーロックサウンドだ。ライブ情報サイトより

2008年6月27日 | ウレシカの旅, ウレシカの気になるモノコト

革命のグラフィック★キューバポスター

スタートから1ヶ月半、愉快なキューバ人を次から次へと紹介しているブログ「ウレシカで葉巻はうれるのか?」それで、いったい何を売るの?と思っていたあなた、お待たせしました!葉巻・・ではなくて、キューバポスターの登場です!革命の歴史を背景に、陽気で音楽大好きなキューバ人が生み出したパワフルでクオリティの高いグラフィックデザインをお楽しみ下さい。
私自身はキューバは訪れていないのですが、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」でキューバ音楽と人の魅力にやられました。それにしても営業部長Dはどんだけキューバ人と出会ったんでしょう?ブログも引き続きチェックしてみてくださいね。

» キューバポスター特集はこちら

2008年6月12日 | 新商品・入荷情報, ウレシカの旅