Marjan Vafaeian(マルジャーン・ヴァファーイヤーン)展

東欧とか中欧と言ってきましたが、ウレシカの次回展覧会は中東!
イランからユニークで不思議な作品がやってきます。

Marjan Vafaeian 展
9/1(木)〜9/12(月)
 ※火・水 休み 12:00〜19:00
URESICA(ウレシカ)shop&gallery

イランのイラストレーター、マルジャーン・ヴァファーイヤーンの4年ぶりの個展です。薬やお菓子の箱の裏に描かれた絵と、初公開のぬいぐるみを展示いたします。

心向くままに生み出されるマルジャーンワールド。その奇妙な住人たちは今回、「みみ」の付いた小さな紙の上に、あるいはとりどりの布で形作られた立体となって、みなさんの前に現れます。イラストレーターであるマルジャーンのぬいぐるみが展示されることは、今後ないかもしれません。この機会をどうぞお見逃しなく!わずかですが、イランの絵本も展示・販売いたします。

企画:サラーム・サラーム(http://salamx2.com

2011年8月28日 | 展覧会・イベント情報

クリエイター(鈴木高徳さんと嶽まいこさん)商品と東欧絵本を追加更新

ウレシカの企画展「おいしい3月」や「トマトさんと夏やさい」展でも素敵な絵を描いて下さった、鈴木高徳さん嶽まいこさんがクリエイターページに仲間入りしました。ポストカードや小冊子などオリジナル商品をオンラインショップでもお取扱い始めました。

    

» URESICA オンラインショップ:クリエイター商品

チェコとハンガリーの古い絵本も追加。今回はボードブック7冊をセレクトしました。

       

» URESICA オンラインショップ:海外の本・絵本

ウレシカがある経堂すずらん通りでは現在、文具店ハルカゼ舎カフェギャラリー芝生で東欧イベントを開催中。プチ東欧祭り的なことになっているので、ウレシカでもご両店の雰囲気にあったかわいらしい絵本をピックアップして展示販売しています。ご近所にはリンファチャフィーというこれまた東欧・北欧雑貨を扱うお店もあって、なんだこの通りは?なんで東欧なん?!みたいなことになってます。石畳ではないけれどチェコの匂いをもつ小さなお店が点在して「掘出し物を見つけた」感じのする通りです。お好きな方はふらりとお越し下さいませ。

2011年8月27日 | 新商品・入荷情報

パブリックコメント:動物取扱業の適正化について(案)8/27(土)締切!

犬や猫などの動物に関する法律「動物愛護管理法(動物愛護法)」の5年に1度の見直しにあたり、環境省が国民に意見(パブリックコメント)を求めています。パブリックコメント(パブコメ)?私も去年、どいかやさんの展示イベントで作家の渡辺眞子さんに話を伺うまで知りませんでした。
犬猫や小動物とともに暮らしている人、動物好きな方、そうじゃない方も、私たち人間が動物にどんなことをしているか、「かわいい〜」の裏にある事実を知って、もうちょっとまともにしようよ〜と声をあげませんか。
ちょっと長いけど「動物取扱業の適正化について」の案文を読んで、どうぶつとにんげんの間に今どんな問題があるのか、知ることが第一歩。しかし、あまり時間がありません。動物愛護法に関するパブコメの締め切りは、今週末8/27(土)あと4日!
今回のパブコメについて分かりやすくまとめられたサイトもあります。簡単に意見文を作成できるツールもあります。

»ほぼ日/犬と猫と人間のはなし。
»パブリックコメントについて-One Action for Animals
»パブコメ解説&文章制作サイト(このページからリンクします)

うちの子になった野良のサビコ。穏やかな表情をするようになりました。拾われっ子のハチも8才。どれだけ犬や猫や動物たちに心を柔らかくさせてもらったことか。

ウレシカでは、9/15(木)〜10/10(月)このような展覧会を企画しています。
「ペットショップにいくまえに」
〜人間の身勝手で消されるいのちを1匹でも減らそう〜
絵本作家14人によるどうぶつイラスト展

トークイベントや関連DVD上映会も予定しています。そのご案内も後ほど。

»「ペットショップにいくまえに」WEBサイト

2011年8月24日 | ウレシカの気になるモノコト

夏期休業のお知らせ 8/16(火)〜8/24(水)

★店舗のお休み URESICA shop&gallery
8/16(火)〜8/24(水)
世田谷区経堂の実店舗はお休みさせていただきます。

★オンラインショップのお休み
8/18(木)〜8/22(月)
オンラインショップの受注確認と発送業務をお休みさせていただきます。
フォームでのご注文受付は無休ですが、在庫確認とご注文確認メール送信ができません。
8/17(水)までの発送をご希望のお客様は、8/16(火)までにご注文手続き(お振込/代引き返信)をお済ませ下さい。期間中に頂いたご注文への返信・発送は8/23(火)以降となります。何卒ご了承下さい。

☆8/23(火)〜オンラインショップ再開しています。
休み中にご注文いただきましたお客様、ありがとうございます。
ご注文最終確認メールを送信しましたのでご確認下さい。

» ウレシカ実店舗はこちら URESICA shop&gallery
» ウレシカ・オンラインショップはこちら

2011年8月16日 | お知らせ

へんちくりん8号がやってきた!

8がつ8にちに やってきた へんちくりん8ごう!

ウレシカには、招き猫やら、モンスターやら、フクロウやら、色んな守り神がいます。モンスターの肩に乗った新入りくん。いたずら好きなへんちくりん。絵本に木の葉をはさめてみたり、雑貨のあいだで隠れんぼしたり、ちょっとした愉快を届けてくれたり。

背中には「8」の文字。我が家の猫「ハチ」とお揃いです。
へんちくりん8号の生みの親は、ココリやまぐちめぐみさん
めぐみさん、ありがとうございまーす!!

2011年8月15日 | ウレシカつれづれ

ショコネ絵本20選(その4)

「こども と ほん」Shocone個展、本日最終日です。ショコネ絵本20選もラスト5冊!


「すいかのたね」
作・絵:さとう わきこ/出版社:福音館書店

ばばばあちゃんシリーズはどれもこれも楽しくて、子どもたちは大好きです。家で我が子に読む時だけじゃなく、小学校で大勢に読んでも、みんな楽しんでくれる絵本。声に出して読むと、そのリズムの良さがわかります。「すいかのたね」は、ばばばあちゃんとすいかのたねの威勢の良いやりとりがおもしろくて、元気が出てきます。怒ったスイカの種の反撃はすごいんです。あんまりすごくて子どもたちと大笑い。読み終わった後は必ずすいかが食べたくなる、夏にぴったりの絵本です。


「たこのななちゃん」
作・絵:なかがわ ちひろ/出版社:徳間書店

この本は、船長のお父さんがつれかえった足が七本の「たこ」と女の子の話です。毎日楽しく暮らしていたたこのななちゃんとかなこ。でもある日、ななちゃんの元気がなくなっている事、海が恋しくなっている事に気づき、お別れを決意するかなこ。見開き1ページに夕日の中で海に向かって手をつなぐふたりのシーン。
初めて読んだ時、隣で娘はぽろぽろ泣いていました。私も読みながら涙をこらえられませんでした。この絵本のラストは、カラッと明るいものなんですが、娘は二度目をしばらくの間読もうとしませんでした。ちいさな娘の心の中に何かがうまれた本でした。


「大どろぼう ホッツェンプロッツ」
作:オトフリート=プロイスラー
訳:中村 浩三/出版社:偕成社

5歳くらいから現在まで息子が大好きなシリーズです。大泥棒と大魔法使いというだけでわくわくしますが、それぞれに癖があるけどなぜか憎めない悪人たち。そんな悪者たちに知恵と勇気で立ち向かう少年二人に感情移入しない男の子はいないのでは?また、ちょっと古典的で乱暴な言い回しが永遠の男子の心をとらえるのでしょうか。男の子だけじゃなく、大人なわたしまで読んでいてノッてきちゃう本です。わたしも、声に出して読んでいるうちに、どんどん物語の中に引き込まれました。声に出して読むことをお勧めします、スカッとしますよ!


「ビロードのうさぎ」
作: マージェリィ・W・ビアンコ 訳・絵:酒井 駒子
出版社:ブロンズ新社

原作「The Velveteen Rabbit」は、マージェリィ・W. ビアンコによって約100年前に描かれ、今も世界中で愛され読み継がれています。ほんものってなに?そんなシンプルで難しい問いにこたえている物語です。子どもの時にボロボロになるまで大切にしていたぬいぐるみ、いつの間にかなくしていたり、捨てられてしまったり...あのぬいぐるみ、今頃本物になってどこかで暮らしているかもしれない...そんな風に思うと胸の中にじわっと喜びが広がります。見かけの美しさじゃない、ほんとうのほんもの。
酒井駒子さんによる抄訳(原文から抜き出して翻訳すること)と挿絵の素晴らしさで原作の良さを小さな子どもにも伝えられるように表現されています。小学校2年生くらいからでもひとりで読めると思います。いしいももこ訳の「ビロードうさぎ」ビロードうさぎ(画像下:童話館出版)とあわせて読んでほしい。おとなにもお勧めの絵本です。


「ひらがなだいぼうけん」
作:宮下すずか 絵:みやざき ひろかず/出版社: 偕成社

息子、ただいま小学2年生。大爆笑して読んでいます。彼がどうしてもこれを薦めたいとの事です。笑)小学校低学年男子のツボはいまいち謎ですが、大爆笑したい男子諸君、ぜひ!あ、もちろん大人も楽しめます。ただ、にやっとして「へぇ?良くできてるなぁー」なんて思っちゃって、ちょっぴり悲しいわたしです。


「ショコネ絵本20選」最後は息子くんのリクエスト。笑)絵本を手にする仲良し親子の姿が浮かびます。ショコネさんありがとうございました!

「こども と ほん」Shocone 個展 (URESICA shop&gallery)
本日、8月15日(月)最終日です! 12:00〜19:00

2011年8月15日 | おすすめ書籍・絵本

ショコネ絵本20選(その3)

「だるまちゃんとてんぐちゃん」
作・絵:かこ さとし/出版社:福音館書店

だるまとてんぐの組み合わせからしてもう不思議。だるまも天狗も今時の子にはなじみが薄いだろう、と思いますが、子どもは違和感はもたないようで、スルッと物語の中に入ってきます。「大好きな友達と同じものが欲しい!」そんなだるまちゃんがかわいい男の子にみえてきます。わたしの一押しは、てんぐちゃんのようになりたくて、おわんをかぶっただるまちゃんご満悦の顔。次点は、鼻と花を勘違いしたお父さんに怒っている、さすがだるま一族!のだるまちゃん貫禄の顔。クスッとする見どころ満載です。大きな事件が起こる訳ではないけれど、ほのぼの心に残る絵本です。


「ダンプえんちょう やっつけた」
作:ふるた たるひ 絵:たばた せいいち/出版社:童心社

んー懐かしい。わたしも小学校入学前、近所の友達と毎日のようにこんなことして遊んでいました。子どもがワクワクしない訳ありません。子どもたちにかかれば、はらっぱは海だし、ほらあなは海賊の秘密基地、リヤカーなんて立派な船。悪い海賊と正義の味方の戦い、血沸き肉躍りますね。笑)息子が入学前に夢中になって読んでいました。特別な一日じゃないけど、子どもの毎日はこんなにもドラマチックなんですよね。それをこの本で思い出しました。


「だってだってのおばあさん」
作・絵:さの ようこ/出版社:フレーベル館

おばあさんの99歳のお誕生日。ねこはケーキにのせるろうそくを買いに行きましたが、袋の底が抜けていて5本しか残っていませんでした。5本でもないよりまし、と5本のろうそくをケーキに立てて、「5さいのおたんじょうびおめでとう」とお祝します。ここからのおばあさんがとっても素敵。今まで98歳だもの...としなかった事を、「あら?わたし5さいだったわ!」と次々挑戦していきます。愉快爽快。5歳の喜びがぐぐぐっと胸に広がってきます。わたしも絵本を介して、5歳を迎える頃の息子とその喜びを共有しました。ラストのねこのセリフがまたかわいくて、わたしの大好きな絵本です。


「きつねのおきゃくさま」
作:あまん きみこ 絵:二俣 英五郎/出版社:サンリード

はじめて読んだ後、涙があふれてきて、じわんと心の中にしみわたるものがありました。自分を犠牲にしても守りたいもの、自分より大切なものってなんだろう。そういうものがあるってどういう気持ちだろう。これは絶対こどもに読んでやりたい、そう思いましたが、実はまだ読めていません。どうしても泣いてしまって最後まで読めないんです。我が家はどうも泣いちゃう本は苦手で、いつの間にか子どもたちが大きくなってそれぞれに読んでいます。それもまた良いかなと...絵本って、楽しいのも悲しいのも考えちゃうのもあって、大勢で読んだりふたりで読んだりひとりで読んだり、いいなぁと思います。子どもにもおとなにもお勧めの絵本です。


「11ぴきのねこ ふくろのなか」
作・絵:馬場 のぼる/出版社:こぐま社

「11ぴきのねこ」シリーズで6冊もでています。初めて読んだのは5、6歳の頃だったかと思います。ねこたちは、みんな勝手気ままです。言う事は聞かないし、やる事も結構ずるい。教訓なんてどこ吹く風。でも、いざという時には一致団結、そしてなんだかんだと、人情味あふれる憎めないねこたちなんです。とにかく楽しくて、テンポが良くてスルッと読めます。大きくなっても読んでと本棚から持ってきます。長く楽しめる絵本だと思います。小学校の読み聞かせでも人気です。


ショコネ絵本20選、あと5冊はまた明日。「きつねのおきゃくさま」私は今回初めて読みましたが、お話の最後に「え!...」泣きそうになりました。お盆で帰省されている方は地元の本屋さんででもチェックしてみてくださいね。

「こども と ほん」Shocone 個展 (URESICA shop&gallery)
明日、8月15日(月)まで 12:00〜19:00

2011年8月14日 | おすすめ書籍・絵本

ショコネ絵本20選(その2)

「もりのなか」
作・絵:マリー・ホール・エッツ
訳:まさき るりこ/出版社:福音館書店

娘が2歳を過ぎた頃、繰り返し読みました。それまでは会話調で話が進んでいく絵本ばかりでした。です・ます調の文章になった絵本をはじめて読んだというので、わたしの印象に残っているのがこの本です。子どもに本を読む時、最初にこどもが気に入ったかどうか大抵わかります。この本は、一読で娘のお気に入りになったようでした。モノクロの地味な色調。唐突にも思える物語の始まりが、ぐぐっと子どもの心をとらえます。家の周りとは違う、不思議な時間が流れるもりのなかでの、ぼくと動物たちの楽しい時間。ラストのおとうさんのセリフが大好きです。何度も何度もどうぶつたちに会いたくなるんですよね。


「はじめてのキャンプ」
作・絵:林 明子/出版社:福音館書店

5歳頃、ちょうど幼稚園ではじめてのお泊まりキャンプに行く頃、そんな時に出会いました。はじめてのキャンプ、お母さんから離れて友達とお泊まり。期待と不安。そして、無事帰って来られた充実感。そんな子どもの気持ちの推移が丁寧に、やさしい絵と共に描かれています。我が家の子たちも、はじめてのキャンプの前に何度も読んで、キャンプへの期待を高め、不安を和らげていました。絵本から児童書へ移行する時期に読むのに良い絵本だと思います。


「ももいろのきりん」
作:中川李枝子 絵:中川宗弥/出版社:福音館書店

自分が描いた絵が本物になるって、誰でも想像したものですよね、きっと。これは、そんな絵に描いた(本物になった)キリンと女の子の大冒険のお話です。わたしもあの紙ほしいなー。みんなそう思うのでは?即興で歌を適当に歌って笑ったのも楽しい思い出です。娘も息子も大好きでした。この本も絵本から児童書へ移行時期に読むのに良い絵本だと思います。


「おおきな おおきな おいも」
作:市村久子 絵:赤羽末吉/出版社:福音館書店

こどもが3歳〜4歳頃大好きでした。夢中になって何度も読みました。その年頃の子に読むには厚みがあるんですが、見た目から想像するより、読み始めるとさほど時間はかかりません。なにより、単純でリズム良い文とおおらかな絵、さらに内容は、日常からいつの間にか奇想天外なラストへの運びがすばらしく、子どもを飽きさせません。ちょうど子どもが保育園や幼稚園に通いだす頃に読んだので、子どもたちは、自分が園で過ごしている時と重ねて想像が広がっていくようでした。この本を介していろいろな話になったのを楽しく思い出します。そんな広がりもある絵本です。


「いちごばたけのちいさなおばあさん」
作:わたりむつこ 絵:中谷千代子/出版社:福音館書店

娘が大好きで良く読みました。いちごばたけをつくっているおばあさんなんて、メルヘンチックな小人?と思いきや、普通のおばあさんでどこかユーモラス。読んだ後、娘が「いちごってこうやって赤くなるんだね。」とつぶやいたのが思い出されます。いちごに全部色をつけたおばあさんが嬉しくなって、歌を歌います。わたしはその場その場で適当に歌うのでいつも違うメロディーになってしまいますが、そんなことも子どもはおもしろいのか、嬉しそうに聞いてくれたのが良い思い出です。読んでくれる人によって、メロディーが変わったり、下手でもかえっておもしろかったりして、良いみたいです。


「ショコネ絵本20選」明日も続きご紹介します。
※これらの絵本はウレシカ店舗でも販売していますが、会期中に売り切れた本もございます。何卒ご了承下さい。

「こども と ほん」Shocone 個展
〜8月15日(月)まで 12:00〜19:00

2011年8月13日 | おすすめ書籍・絵本

ショコネ絵本20選(その1)

残すところ3日となった「こどもとほん」Shocone個展ですが、今日、新しい作品が追加されました。小さな粘土のおにんぎょ。たち。

絵本を選ぶのにとっても参考になると好評いただいている「ショコネ絵本20選」
以下、ショコネさんの言葉とともにご紹介します。


「おつきさま こんばんは」
作・絵:林明子/出版社:福音館書店

1歳を過ぎた娘と初めて一緒に読んだ本。それまでも絵本を読んでやろうと色々試みていましたが、娘がどんどんパラパラめくってしまったり、途中で閉じてしまったり、最後のページまで読み切ることはありませんでした。それが、この本はじっくりと私が語る言葉を聞き、絵をみてくれたんです。「こばわーこばわー」と絵本の中のおつきさまにおじぎしながら言う我が子に、じんわりと暖かいものが広がりました。良い絵本というのは、もちろんその本自体がもっているものが大きく関わるのですが、読んでやる子どものタイミング(その子の年齢や環境)も同様に大切で、それが絶妙な具合に合わさっていないとだめなんだと、そしてそのタイミングがあった時の喜びを教えてもらった本でした。


「くだもの」
作・絵:平山 和子/出版社:福音館書店

「さあどうぞ。」 瑞々しく、おいしそうなくだものが並びます。我が子も近所の子も、読んでやった子どもたちは、必ずと言ってよいほど、絵本の中の果物を手にとって、口に入れました。そして読んでいるわたしにも食べさせてくれました。それまで遊んでいたガラガラや積木と違って、それをめくっていくとそこには楽しい世界が広がっていく、そういうものがある。そんな違う世界の扉を開けた喜びを顔いっぱいにみせて、何度も読んでと本棚から持ってきました。1歳くらいの子に。


「もこ もこもこ」
作:谷川 俊太郎 絵:元永 定正/出版社: 文研出版

「これどうやって読むんだろう・・・。」初めてページをめくった時、そう思いました。でも、いざ子どもを前に声を出すと、考えるでもなく声はでました。毎日読めば読むほど楽しくなって、声の出方も変わってきて。そして、そんな自分の声に驚いて。子どもたちの反応がうれしくて、もっと喜ばせたいと思っているうちに、一番楽しんでいたのはわたしだったかもしれません。2歳くらいの子に。


「きんぎょがにげた」
作・絵:五味 太郎/出版社:福音館書店

きんぎょばちからにげたきんぎょが、家の中をあちこちかくれんぼ。「きんぎょが にげた」「どこに にげた」「こんどは どこ」数回読むと、もう逃げた場所は覚えてしまうにもかかわらず、何度も何度もせがまれて繰り返し読みました。段々紛らわしい絵になってくるんですが、きんぎょの場所を覚えてしまった後でも、そこでわざと間違えてやると、キャッキャと喜んでいました。娘も息子も大好きでした。カラフルではっきりした絵と簡単なことば。子どもの好きが集まっていて、1歳から2歳くらいになってもずっとお気に入りでした。


「ごろごろにゃーん」
作・絵:長 新太/出版社:福音館書店

「ごろごろにゃーん ごろごろにゃーん と ひこうきは とんでいきます」ほぼ前頁その繰り返し。特に息子が好きでした。繰り返しなので、覚えるともなく覚えて、たどたどしい発音で、わたしといっしょに読んでいた頃を思い出すので、おそらく2歳から3歳くらいだったでしょうか。うれしそうな顔の息子をみて、これがなんでそんなに楽しいんだろう?と思いつつ何度も読んでやりました。繰り返し読むうちに、なぜだか理由もなくわたしも楽しくなってきて、大好きになりました。


「ショコネ絵本20選」続きはまた明日!
※これらの絵本はウレシカ店舗でも販売していますが、会期中に売り切れた本もございます。何卒ご了承下さい。

「こども と ほん」Shocone 個展
〜8月15日(月)まで 12:00〜19:00

2011年8月12日 | おすすめ書籍・絵本

「こども と ほん」Shocone 個展:展示風景2

現在開催中「こども と ほん」Shocone 個展 〜8/15(月)までです。

本を手にする子どもたち。やさしい表情の女の子と活発な表情の男の子。

羊毛刺しゅうで描いた、子どもと動物と本の「ながめるバッグ」
奥の額絵は「しらゆきとべにばら」のお話から。

ショコネさんがひとつひとつ手作りした雑貨コーナー。人形作品の画像をプリントした、ヴィンテージクロスポーチ、アクセサリーポーチ、しおり、ポストカード、バッジ、ミラーなど。

まち針と羊毛ピンクッションセット。細かい手仕事に驚きます。

»ブログ:ショコネのおにんぎょとの暮らし

「こども と ほん」Shocone 個展
本日定休 明日から2週目スタート〜8月15日(月)まで 12:00〜19:00

2011年8月10日 | 展覧会・イベント情報

ワークショップ風景:オーブン粘土 FIMO で作って遊ぼう!

「こどもとほん」Shocone 個展開催中のウレシカ。昨日は作家ショコネさんと一緒に粘土コネコネして遊ぶワークショップでした。

ショコネ先生が用意してくれた色とりどりの粘土FIMO(フィモ)は最初硬く、手で温めこねて柔らかくし、色を混ぜたりして、造形を作っていきます。柔らかくするまでに少し時間がかかるけれど、色が鮮やかで使いやすく、ちょこまか手を使うのは楽しい。しょうもないバカ話でワイワイしながらも、みんな手はコネコネ。

参考作品として見せてもらったバッジやキーアクセサリーは女の子やコブタなど小さくて可愛らしいもの。見本通りでなくていいので自由に好きなものを作って下さいね〜という先生。そして言葉通り、いやそれ以上に参加してくれた皆さんは自由だった。笑

自画像的こけし、立体鹿首、生肉の霜降り、エジプト文様を細かく刻む人(写真失念!ごめん)、謎のお面を黙々と作る人。手前のショコネ作以外、フェアリーとかファンシーとかナッシング!ある意味ラブリー。ウレシカに集う人はちょっと変わった物好きな人が多いのが自慢です。ショコネ先生も驚き笑っちゃう独創的な生徒たち。みんな巧い。(店主Dの生肉は手抜き?)

形作ったものを家庭用オーブンに入れ20〜30分焼くと陶器のように硬くなります。
バッジにする人は、焼きあがったオブジェにピンを付けて完成です。

「こどもとほん」のテーマにふさわしく可愛いほやほや赤ちゃん(2ヶ月)も来てくれてアットホームな店内。ご参加のみなさん、ショコネさんありがとうございました!
楽しかったー。家でも粘土コネコネしたくなりました。

「こども と ほん」Shocone 個展 引き続きウレシカにて開催中です♪
〜8/15(月)まで ※8/9(火)8/10(水)休み 12:00〜19:00

2011年8月 7日 | ワークショップ・イベント

「こども と ほん」Shocone 個展:展示風景

Shocone(ショコネ)こと、いしかわしょうこさんの個展はじまりました。

搬入の際にショコネさんがフリーハンドでちょきちょき切って作ってくれたフェルトのタイトル文字。何だか児童館っぽい?なんて笑いつつも、楽しい雰囲気になりました。

羊毛フェルトと粘土を使ったお人形たち...男の子、女の子、動物たち...子どもと本、童話の世界をモチーフにした作品が並びます。作品は一部を除き販売しています。

この他にも、まち針と羊毛ピンクッションセット、ヴィンテージクロスポーチ、しおり、カード、バッジ、ミラーなどのグッズ販売と、東日本大震災チャリティーグッズ(ポストカード、バッジ)販売もあります。

こちら、ショコネ絵本20選コーナー。二児(一女一男)の母でもあるショコネさんが、子どもの成長とともに手にしてきた絵本からオススメの20冊を選んでくださいました。1冊ずつに子どもとのエピソードをまじえた紹介文があります。子育て中のお母さんお父さんや、贈り物に絵本をと考えている方、ぜひ参考にご覧下さい。

明日8/6(土)16時からは、ワークショップ「オーブン粘土 FIMO で作って遊ぼう!」を開催します。ワークショップ中は店内手狭になりますので、ご来店の際は予めご了承下さい。
ワークショップ、あと2,3名でしたら今からでも参加申込いただけますよ。
電話:03-3428-0807(本日19時まで、明日12時から)
メール:info☆uresica.com(☆を@に変えて)

»ブログ:ショコネのおにんぎょとの暮らし

「こども と ほん」Shocone 個展
8月4日(木)〜8月15日(月)※火・水 休み 12:00〜19:00

2011年8月 5日 | 展覧会・イベント情報

「こども と ほん」Shocone 個展

次回、8月4日(木)からの展覧会です。

「こども と ほん」Shocone 個展
8月4日(木)〜8月15日(月)

※火・水 休み 12:00〜19:00

いつも わたしのそばにあったもの
そこから ひろがる せかい
いままでも これからも

Shocone(ショコネ)いしかわ しょうこ
羊毛とねんどなおにんぎょ。との暮らし
http://www1.ocn.ne.jp/%7Eshocone/

◎展示販売:羊毛・粘土のお人形、羊毛刺繍のバッグやブローチ、樹脂粘土雑貨、自作のお人形を撮影プリントした布雑貨・紙雑貨・グッズ
◎ショコネ20選 絵本のご紹介


【ワークショップ】オーブン粘土 FIMO で作って遊ぼう!
開催日時 8月6日(土)16:00〜

場所 「こどもとほん」展示会場内 URESICA shop&gallery(世田谷区経堂)
参加費 1,800円(1名様分/材料費込み)
定員 10名(要予約・ウレシカへ)
電話:03-3428-0807(火・水以外の12時ー19時)
メール:info☆uresica.com(☆を@に変えて)またはお問合せフォームより

ドイツで生まれたカラフルな粘土、FIMO(フィモ)は形作るときは柔らかく、オーブンで焼くことで陶器のように硬くなります。作家のショコネさんと一緒に、FIMOを使って自分だけのアクセサリーやオブジェを作ってみませんか。人形、自分の顔、家族の顔、犬、猫、動物、りんご、きのこ、どんぐりなどなど、作るカタチはアイディア次第。 作品はブローチ(バッジ)やペンダントにしてお持ち帰りいただけます。

※画像は参考作品です。同じような作品が出来るわけではございませんので予めご了承下さい。
※親子連れでご参加の場合は2名様参加となります。
※時間:約2時間(オーブンで焼く時間20〜30分を含む)

» Shocone(ショコネ)さんのホームページはこちら
» ワークショップについて(ショコネさんブログへ)

2011年8月 2日 | 展覧会・イベント情報, ワークショップ・イベント