d101017.gif去年の今頃。
カマタがネットで何気なく見つけた店舗物件を見に行った。
経堂すずらん通りの物件だ。 正直、僕は店を始めることには消極的で、今まで通りネット販売とウェブ製作、たまにイベントなどなどでいいじゃん、という意見だった。店を始めるには、絶妙のタイミングと価格で買えた武蔵小金井の小さな中古マンションを売らなければいけなかったし、何より絵本や雑貨、ギャラリーとは無縁に生きてきた僕がサポートとはいえ絵本や雑貨やギャラリーをやる自信がなかった。
まあ見るだけ、とありがちな理由で引っ張られて見に行ったその物件は、喜ばしいことにもう契約されていた。仲介をしている隣の不動産屋さんによると、ブルガリア人のパン屋になるそうだ。カマタ的には残念だったけど、この時点でも僕は密かに安堵していた。
しかし、「あなた達、店を探しているの?実はね・・・」とまるで女の子の秘密を教えてくれるかのように不動産屋さんが店内に招き入れてくれた。
聞けば、一ヵ月後に不動産屋を駅前に移転するのでここが空き物件になるという。東欧の絵本やポスターを扱う僕らとしては、隣がブルガリアのパン屋だなんて最高のロケーションのように僕でも思えた。加えて、すずらん通りには、はるかぜ舎さんという素敵な文房具屋さん、ギャラリーカフェのロバロバカフェ、焼き菓子が有名なcura2があった。これはやるしかないっしょ、と始まったのが一年前。

そんな素人丸出しの僕や手作りのボロい店を、温かい目で見守ってくれているお客さん、情熱を注いでくれる作家さん、応援してくれる経堂の個人店の皆さん、友人たちにあのきっかけから一年経った今、この場を使って改めて感謝したいと思いました。作家さんの情熱やお客さんの優しさに恥じないようにやっていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。

(写真は6月にやったオカダン祭の展示)

2010年10月18日 21:40 | | コメント (3)