絵本原画の楽しみ

再び思い出し日記。日曜日、新宿の東郷青児美術館へ『ミリオンセラーの絵本原画と世界の絵本画家たち』展を観に行きました。最終日とあってエレベーター前には入場制限の長蛇の列ができ一瞬気持ちが萎えましたが、少し辛抱して待ってよかった。それはもう、好物のおかずてんこ盛りのお弁当箱のような、おいしい展覧会でした。
ミルコ・ハナークの水彩、バーナディット・ワッツのパステル、ドゥシャン・カーライの細描、etc...。ポスターで使われているクラウディア・レニャツィの絵は米粒や蝶の羽などコラージュされていて思ったより立体的。印刷技術がいかに向上しても、絵肌感を楽しめるのは原画ならでは。国ごとに展示されているのも世界旅行をしているようで楽しかったです。中国の武建華さんの絵に惹かれ、物販コーナーで絵本『舌ながばあさん』を買いました。会期は終わりましたが、ちひろ美術館コレクション作品なので、練馬か安曇野に行けばまた見られるかも。

2009年9月 3日 | ウレシカつれづれ