ウィーンの自転車9

d100306.jpg今日、バイク用パーツ専門店の駐車場で、僕の目の前でビックスクーターに乗った男性の靴が脱げました。怪我のためか左足を不自由にしてらしたので、その靴を拾い、履かせてあげると、コーヒーを奢らせてほしい、と言われました。
50才のノグチさん(仮名)は、4年前に睡眠薬を大量に飲み、そのまま横に倒れ、圧迫された左足には痺が残ってしまったそうです。でも、今はスネから下が不自由なんですよ、と明るく笑顔。そんなこととは露知らず、じゃあBOSSの金色のヤツで、などと、ちゃっかりコーヒーを奢ってもらっている自分はなんと図々しいのだろうか。今頃になって自己嫌悪。今度お会いできたら、お返ししたいです。

2010年3月 5日 18:07 | |