「モノノケ展」展示風景2

「モノノケ展」早くも最終週。ウレシカ店内も今までにない雰囲気で非常に面白い空間になりました。ぜひ多くの方にご覧いただきたい展覧会です。

入口左から、たんじあきこさんの「イヌダテ シロツメクサ ニワゼキショウ」(一見ファンタジーだけど何気に一番怖いかもと評判...)など3点、DMハガキに使わせていただいた石黒亜矢子さんの「大きいモノノケ」など5点、吉田晃さんの「自幽な時間」など3点、入って正面に見えるのが軽部武宏さんの「座敷童子」三姉妹と「河猫童」「納屋のトモダチ」。棚にはのそ子さんの「ねこ仙人」と「毛ゥー」毛刈りいぬねこ(サマーカット)など。

右壁手前から、山本孝さんの「深海の怪」連作3点、高畠那生さんの「ドロノ・ドロンコ」「ミネワタリ」「モモノケ」(笑!!)が並びます。

テーブルのショーケースには長井一馬さんの彫金アクセサリー「猫又」「ナマズネコ」「酔狸」「タマシイ」など30点。カウンター前の壁にも石黒さんの作品が2点あります。

モノノケ展、ご覧になったお客様が「面白い作家さんの組み合わせですね」と言って下さることが多く、そうでしょとにんまりとしている私ですが、作家8人のうち4人の方は今回初めてウレシカで展示していただく方。一方的に作品のファンであり面識もなく、初めてお声掛けさせていただく時にはたいへん緊張しましたが、ご快諾いただけて本当に嬉しかったです。

この展覧会のアイデアはだいぶ前からあって最初はお化け屋敷のようなイメージだったのですが、ただコワイモノを怖がるというよりは、自然への畏怖と敬意(カタイ感じですね)とか、超自然的なモノへの親しみっちゅうか、見えないけどいるでしょ?みたいなことを感じる展示がいいなあと思ったのです。タイトルも「物の怪」ではなく「モノノケ」とし、より広く自由な解釈で、気(ケ)のようなものを表現してもらえたら...と、あいまいなお題から出現したモノノケたちは見事にそれぞれの世界を持った怖くて楽しい仲間たち。一見「ひゃ!」となる軽部さんの絵も次第に愛らしくなってくるから不思議です。座敷童子がいる家には福が訪れるといいますし。

のそ子さんの豆狸、りっぱな袋には何を入れましょう?笑

今回の展示にあわせ、京都発のブランド「京東都」から妖怪和片(わっぺん)シリーズや妖怪足袋ソックス、手ぬぐい他、グッズを色々お取扱いしています。こちらもあわせてどうぞ。

「モノノケ展」
会期:〜8/13(月)まで

※火水休み 12:00〜20:00
(会期中、夏時間として1時間延長営業いたします。最終日も同じ)

参加作家:
石黒亜矢子軽部武宏高畠那生たんじあきこ長井一馬のそ子山本孝吉田晃

URESICA shop&gallery
世田谷区経堂2-25-13(小田急線経堂駅 北口すずらん通りを徒歩7分)

2012年8月 8日 | 展覧会・イベント情報