SENノ展:ちよさん

sen」の作家、長岡千陽(以下、ちよさん)
長崎つながり?と聞かれるけど、ちよさんと出会ったのは新宿。2011年4月に開催されたD&Dの「NIPPON VISION 4」長崎の枠で出品されたブローチの側に立ってる懐かしいイントネーションで話すその作家に「ウレシカ」の名を告げると、WEBサイトを見たことあると言ってくれた。「あら〜嬉か(照)ですね〜(笑)」クールに飾られた東京の百貨店で、飾らない人との素朴な会話。うひゃひゃと愉快な気持ちになったのでした。

その後、千駄木「檸檬の実」での『senノ展』DMが届いた。檸檬の実での展示空間はとても素敵でご飯も素晴らしく美味しく、居心地の良さに昼間っからビールを戴きました。そこで2度目に会ったちよさんが、波佐見の人は「ちゃらんぽらん」やけん(いいかげんだから)と言ったのが、なるほどと面白くて。

「ちゃらんぽらん」は似た人を呼ぶのだろうか。ウレシカ『SENノ展』も不思議な磁場となっていて、長崎、東京問わず芋づる式に繋がっていった。まったく世間は狭い。
「sen」商品を取扱うお店の方も来てくださったのだけど、好きなモノが近い人は話が早い。そちら(聞いただけでは、monsen木木、檸檬の実)経由でいらして下さったお客様も多くて嬉しかったです。

ブルーベリーの枝とケイトウを素敵に飾ってくれたのは「檸檬の実」イダマイコさん。

「sen」の焼き物はカワイイ、けど、だけじゃない。フクロウやネコの表情、はしおきのユーモラス。作家、長岡千陽は「sen」の一方で"吐き出し系"と本人が呼ぶ作品も制作している。アートと普段づかいのできるプロダクトの合間、その絶妙なバランスが「sen」の魅力のひとつなんだろう。

そして、ウレシカでの『SENノ展』だから生まれたピンバッジや長崎祭りのように、場を楽しくするアイデア。壁に描いてくれた絵のように軽やか。

長崎のカタチにも見られる「ちゃらんぽらん」さ(笑)。ちなみに「ちゃらんぽらん」て「ちゃんぽん」ぽいから長崎弁かと思ったけど、そうではないそうですよ。

あと4日やて。さみしかね。会いにこんね〜。

» 長崎・波佐見「やきもの工房・ギャラリー京千」訪問記

SENノ展 in URESICA
〜9/24(月)まで

※火水休み 12:00〜19:00

2012年9月21日 | 展覧会・イベント情報