私とたんぽぽ/「たんぽぽの幸い」展

「たんぽぽの幸い」展、好評のうちにあと2日となりました。
いつもは写真を並べるだけですが、それはfacebook見てもらったらいいか〜。たまには個人的なブログを書こうかな。

さて、たんぽぽ。
海と山に囲まれた長崎のカントリーサイド(田舎)で育った私には、通学路が植物図鑑(ふ、かっこいい)。学区内でも外れの集落に家があったので、学校帰りに友だちと別れてから一人歩きの友は雑草、といった子ども時代でした(暗い)。それなのに、私の記憶にたんぽぽがいない。なんで?九州にもたんぽぽは生えているはず。
たんぽぽ愛をにこやかに語るたんぽぽ博士(保谷彰彦さん)の話を聞きながら、故郷の野山の記憶を手繰りました。
私の思い出の草花ナンバー3、ナンバンギセル、オオイヌノフグリ、ヘクソカズラ。そっか、子供のころから渋好みっていうかヒネクレ系だったんだ。たんぽぽって、大人しいのに可愛くて地味に人気のある女子みたいじゃないですか。(屈折女子の意見です)だから眼に入らなかったのかなあ。
でも今回「たんぽぽの幸い」展を開催するにあたり、たんぽぽに眼を向け保谷さんの講座を聞いていると、たんぽぽに俄然興味が湧いてきました。ただ可愛いと思っていたクラスの女子ぽぽ子が、実はダンデ(セイヨウタンポポ/外来種)に追いやられ行き場をなくしているとか。ぽぽ子も苦労してんだなあ...なんつって(若干妄想入ってます)
植物の世界は可憐なようで逞しい。人間なんか及ばない生きる知恵を持っているんだなあと、あらためて足元の草花を見つめました。

今回、たんぽぽをテーマに作品をご用意くださった作家の皆さんそれぞれ違う目線で、それがとても面白いです。ぜひご覧いただいてお好きなたんぽぽを見つけてください。(展覧会の宣伝になったかな...?)

「たんぽぽの幸い」展
5月26日(月)まで

open:12時ー20時(最終日も同じ)

»たんぽぽの幸い展 特設WEBサイト

【出展作家】
相原暦 ...テキスタイル、クッキー
うえのよう ...絵
大久保淳子 ...絵
OTA MOKKO ...寄木細工
金津沙矢香 ...ガラス
陣崎草子 ...絵、雑貨
須佐岳彦 ...雑貨
赤飯堂(小関セキ) ...絵、雑貨
ホノ ...石鹸
sen ...陶
宙 -sola- ...アクリルプロダクト
chiharuco ...絵
藤原里子 ...陶
保谷彰彦 ...自然科学解説、写真
MIMURI ...テキスタイル
山本彌 ...オブジェ

2014年5月24日 | 展覧会・イベント情報, ウレシカつれづれ